宇宙最大の星はどれ?太陽2150倍「スティーブンソン2-18」の正体
宇宙最大の星はどれ?太陽2150倍「スティーブンソン2-18」の正体の真相について、専門知識を基に徹底解説します。
巨大星のサイズ測定は、現代天文学における最も難易度が高い観測分野の一つです。赤色超巨星は星の表面と周囲に吹き出すガス雲の境界線が極めて曖昧であり、恒星自体の「本当の輪郭(光球面)」を正確に特定することが極めて困難だからです。
現在では、超高解像度を誇るジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)や、南米チリのアルマ望遠鏡(ALMA)によるミリ波・サブミリ波干渉観測、さらに恒星の位置と距離を極限まで精密に測る宇宙望遠鏡のデータが活用されています。
恒星の物理限界を示す「林限界線(Hayashi track)」の理論上、恒星が安定して存在できる半径の上限は太陽の約1,500〜2,500倍程度と考えられています。スティーブンソン2-18はその理論限界のギリギリに位置しており、今後の観測精度向上によってさらなるサイズの再検証や、新たなチャンピオン候補の発見が期待されています。