セミの目は実は5つ?赤い理由と驚きの見え方・生死の見分け方を解説

セミの目は実は5つ?赤い理由と驚きの見え方・生死の見分け方を解説の詳細について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

夏の終盤、マンションの廊下や駅の階段、アスファルトの路上に仰向けで転がっているセミの姿は日常茶飯事です。「死んでいると思って横を通り過ぎた瞬間、ジジジッと絶叫しながら暴れ回って飛びかかってきた」という恐怖体験は、ネット上で「セミファイナル(蝉ファイナル)」と呼ばれ、毎年恐怖の風物詩として共有されています。

このトラップに怯える読者のために、現場取材とフィールドワークの観察から導き出されたセミファイナル見分け方の決定打を伝授します。ポイントは「羽」でも「頭の向き」でもなく、「脚(6本のあし)の開き具合」ただ1点です。

【生死の決定的な見分け基準】

  • 脚が外側にパッと開いている・突っ張っている状態:【生存確率95%以上】まだ筋肉に緊張が残っており、神経が生きています。天敵の影や振動を感知した瞬間に最後の防衛本能で暴れ出します。絶対に不用意に近づいてはいけません。
  • 脚が内側にキュッと折りたたまれ、丸まっている状態:【絶命確率99%】昆虫の脚は、力を抜いた状態や絶命して体液圧が低下すると、屈筋の作用によって自然と内側へ丸まり込みます。脚が完全に閉じていれば、突然暴れ出すことはありません。

そもそも、なぜセミは弱ると仰向けにひっくり返ってしまうのでしょうか。これにはセミの生態特有の体型バランスが関係しています。セミは太い胸部に強大な翅を動かす飛翔筋が密集しており、背中側が極端に重い構造をしています。木にとまる体力を失って落下した際、重心の関係で自然と背中を下にして着地してしまいます。脚の把握力が衰えているため、滑らかなアスファルトの上では起き上がることができず、そのまま力尽きるのを待つしかないのです。

幼虫として地中で3年〜7年もの過酷な年月を過ごし、夏のわずか2〜3週間のあいだに成虫としてのセミの寿命と羽化を全うする彼らにとって、仰向けの状態は生涯の最期を迎える厳粛なステージでもあります。仰向けになっていても頭部の複眼と3つの単眼は空を見上げており、上空を通過する人間の足音や影を察知すると、最後の力を振り絞って羽を羽ばたかせます。それは嫌がらせではなく、過酷な自然界を生き抜いてきた命の最後の抵抗なのです。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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