オリジナルフィギュア制作が安い業者は?1個からの費用相場と実態

オリジナルフィギュア制作が安い業者は?1個からの費用相場と実態についての真相をご紹介します。

「1個だけ自分用に欲しい」のではなく、「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)などの即売会で15個〜30個頒布したい」という同人クリエイターの場合、制作のアプローチは全く異なります。ここで検討すべきなのが、シリコン型を用いたレジンキャスト複製と、3Dプリンター連続出力のコスト分岐点です。

手流しや真空脱泡機を用いたガレージキット複製の費用構造を見ると、原型を1体出力した後にシリコンゴムで型取りを行い、無発泡ポリウレタン樹脂(レジンキャスト)を流し込んで複製します。このシリコン型の製作には、資材費と工数を含めて1型あたり3万〜6万円程度の初期費用がかかります。さらにシリコン型は20〜30回程度の注型で劣化するため、消耗品としての寿命があります。

制作個数に応じた経済性の判断基準は、次の計算式が現場の共通認識です。

【5個以下の制作】:シリコン型を作るコストが無駄になるため、3Dプリンターで必要個数をそのまま全数出力(光造形レジン出力)する方が圧倒的に安価で済みます。

【15個〜50個程度の制作】:シリコン型を起こし、レジンキャストで複製する手法が最もコストパフォーマンスに優れます。未塗装組み立てキット(いわゆるガレージキット)として頒布する場合、1個あたりの原価を3,000円〜6,000円程度まで引き下げることが可能です。

【100個以上の制作】:国内の小規模複製所ではなく、海外(中国・深セン等)のトイ工場への小ロット金型成形(スラッシュ成形やコールドキャスト)の打診が視野に入りますが、初期費用が100万円単位に跳ね上がるため、個人の同人活動としてはリスク管理の徹底が求められます。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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