アメリカがイランを攻撃するのはなぜ?3つの真相と日本への影響を完全解説
アメリカがイランを攻撃するのはなぜ?3つの真相と日本への影響を完全解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
冷戦後も続いた緊張は、2000年代以降の「核開発疑惑」によってさらに決定的な局面を迎えます。
イランは「平和利用目的の原子力開発」を主張しましたが、アメリカや国際社会は核兵器の保有を強く警戒。2015年、オバマ米政権下でイランの核開発を制限する代わりに経済制裁を解除する「イラン核合意(JCPOA)」が結ばれ、一時的な融和が訪れたかに見えました。しかし、イランの影響力拡大を警戒するイスラエルやサウジアラビアの懸念、そしてアメリカ国内の強硬派の意見を受け、2018年にトランプ米政権が同合意から一方的に離脱。強烈な経済制裁を再開したことで関係は再び最悪期へ逆戻りしました。
さらに火に油を注いだのが、2020年1月の「ガーセム・スレイマニ司令官の殺害」です。イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」トップであったスレイマニ氏は、中東全域に広がる親イラン武装勢力を束ねる国家的英雄でした。米軍によるドローン空爆での司令官殺害は、イラン国民に深い憤りを植え付け、両国の軍事衝突リスクを一気に危険水域へと押し上げました。