ボクシング高山勝成の現在と軌跡!4団体王者の挑戦と教員への道
ボクシング高山勝成の現在と軌跡!4団体王者の挑戦と教員への道を徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを分かりやすく展開します。
2017年4月、WBO世界ミニマム級王者として2度の防衛に成功していた高山選手は、突如として世界王座の返上とプロボクシング引退を発表しました。当時の引退理由は、格闘技界に大きな衝撃を与えた「東京五輪出場(アマチュアボクシング転向)」でした。
当時の日本アマチュアボクシング界には「プロ経験者の登録を認めない」という厳格な旧来ルールが存在していました。プロの頂点を極めた選手がアマチュアの門を叩くこと自体が前代未聞のタブーとされていた時代です。しかし高山選手は、弁護士同伴で日本ボクシング連盟に登録を直談判。2018年10月9日にルール審査会へ出席し、10月16日に連盟が記者会見を開いて正式にアマチュア選手登録を認可しました。
自著や当時の報道会見で、高山選手はこう振り返っています。
「プロで世界の頂点に立ったからこそ、子どもの頃からの夢であったオリンピックの舞台で日の丸を背負いたかった。制度の壁があるなら、自分が風穴を開ける。」
結果として、2019年の近畿選考会などで敗退し東京五輪の切符を掴むことは叶いませんでしたが、彼が切り拓いた道は「プロとアマチュアの垣根を取り払う」という日本ボクシング界の歴史的構造改革へと結実しました。