味皆美ふじな亭の評判と鯛めしの実力を宍道湖畔の名店で徹底解剖
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来店者の約8割が注文する絶対的エースが、皆美館発祥の松江郷土料理「鯛めし」です。一般的な愛媛風(生の鯛の切り身をタレに漬け込む)や関西風(鯛を丸ごと米と一緒に炊き込む)とは全く異なる、独自の調理法と盛り付けに特徴があります。
おひつで運ばれるふっくら炊き上がったご飯の上に、丁寧に裏漉しされたゆで卵の黄身と白身、秘伝のタレで味付けされた新鮮な真鯛のおぼろ、ネギ、ワサビ、もみじおろし、海苔などの薬味を美しく盛り付けます。仕上げに、本枯節と昆布を贅沢に使った熱々の特製秘伝出汁を注ぎ、お茶漬けのようにさらさらと流し込むのが皆美流のいただき方です。
出汁の上品な旨味と鯛の甘み、薬味の爽やかさが見事に調和し、口の中に奥行きのある風味が広がります。見た目の鮮やかさと繊細な味付けは、江戸時代に松江藩主を務めた茶人・松平不昧公(ふまいこう)の美意識を色濃く反映しており、まさに松江の歴史を五感で味わう体験といえます。