力士のまわしの値段はいくら?自腹か贈呈か驚愕の相場と裏側を徹底追及
力士のまわしの値段はいくら?自腹か贈呈か驚愕の相場と裏側を徹底追及について見逃せない 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
関取が本場所の土俵に上がる際に締める「締め込み」は、すべて純絹100%の博多織で作られています。化繊や混紡は一切認められておらず、日本相撲協会の規定に適合した伝統的な製法が厳格に守られています。その締め込みの値段は、現在およそ100万〜150万円が標準的な相場です。
なぜ帯状の布1本に百数十万円もの値がつくのか。その理由は、原材料となる極上の生糸の量と、それを織り上げる特殊な製織技術にあります。大相撲の締め込みには、通常の着物帯とは比較にならないほどの高密度な経糸(たていと)が用いられます。数千本から1万本近い経糸に対し、太い緯糸(よこいと)を強い力で打ち込むことで、指が通らないほど頑丈で肉厚な織物が完成します。
博多織の専業織元関係者の証言によると、現在この規格に耐えうる締め込みを織り上げられる機屋(はたや)は極めて限られており、特注の力織機や熟練工の緻密な手作業が欠かせません。近年の世界的な蚕糸価格の高騰や熟練職人の人手不足も影響し、博多織まわしの費用は以前の数十万円台から着実に底上げされています。関取は好不調に応じた「縁起担ぎ」やカラーバリエーションの変更、予備の確保のために2本から3本所持するのが一般的であり、道具に投資される金額は計り知れません。