膵臓癌発覚のきっかけ体験談!見落としがちな初期症状と早期検査法

膵臓癌発覚のきっかけ体験談!見落としがちな初期症状と早期検査法に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

皮膚や白目が黄色く染まる黄疸は、膵頭部(十二指腸に近い部位)に腫瘍ができた際に生じる代表的な症候です。胆汁の通り道である総胆管を腫瘍が圧迫・閉塞することで、ビリルビンという黄色い色素が血液中に逆流して発症します。

しかし、黄疸は鏡を見て顔色の変化に気づく前に、排泄物の異変として現れるのが医学的な事実です。具体的には、血液中の過剰なビリルビンが尿中に排泄されることで起こる黄疸と尿の色の変化、すなわち「ウーロン茶や濃い紅茶のような褐色の尿」が最初に出現します。同時に、腸管へ胆汁が流れなくなるため、便の色が灰色がかった白っぽい便(灰白色便)へと変わります。全身の耐え難い皮膚のかゆみを伴うことも多く、これらの症状が現れた段階では腫瘍径が20mmを超えているケースが多く見られます。

では、血液検査で測定される腫瘍マーカーCA19-9数値はどこまで信憑性があるのでしょうか。健康診断のオプションや人間ドックで広く用いられていますが、専門医の間ではその限界も周知されています。

  • 早期がんにおける感度の限界:CA19-9の基準値は一般に37 U/mL以下ですが、ステージ0〜1の極早期膵臓がんにおける陽性率は約30〜50%程度にとどまります。腫瘍が小さければ数値は正常範囲内に収まることが多々あります。
  • 偽陰性の存在:日本人の約1割に存在する「ルイス抗原陰性」の血液型を持つ人の場合、たとえ末期の膵臓がんが存在してもCA19-9は一切上昇しません。
  • 良性疾患での上昇:胆管炎、胆石症、慢性膵炎、糖尿病の悪化などでも軽度〜中等度の上昇を示すことがあります。

つまり、CA19-9が正常値だからといって安心はできず、逆に数百〜数千 U/mLという異常高値を示した段階ではすでに周囲の血管浸潤や遠隔転移を伴っている可能性が高くなります。単独の数値に惑わされず、画像検査を速やかに組み合わせる知見が不可欠です。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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