飛行機後の耳の激痛が治らない理由とは?航空性中耳炎の危険と対処法
飛行機後の耳の激痛が治らない理由とは?航空性中耳炎の危険と対処法についての真相をお届けします。
旅先や帰宅直後で今すぐ医療機関にかかれない場合、痛みを緩和し悪化を防ぐための適切な応急ステップを押さえておく必要があります。
1. ロキソニンなど消炎鎮痛薬による応急処置
我慢できない痛みに対しては、ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)やイブプロフェン、アセトアミノフェンなどの市販の解熱鎮痛薬の服用が有効です。これらの薬剤は中耳粘膜の炎症を抑え、知覚神経の興奮を和らげて一時的な除痛を叶えます。ただし、これはあくまで対症療法であり、「痛みが引いた=耳管が開いて治った」わけではない点に注意してください。
2. 耳の周囲を優しく温める・冷やす判断
ズキズキと脈打つような急性炎症の激痛がある場合は、耳の後ろや耳下部を冷たいタオルで軽く冷やすと痛みが落ち着きます。一方で、痛みが引いた後の慢性的な耳の閉塞感に対しては、首筋や耳周りをホットタオル等で温めて血流を促すことが有効に働く場合があります。
3. 強引な耳抜きは厳禁!バルサルバ法の注意点
最も危険な誤解が「痛いからもっと強く鼻をかんで耳抜きをしよう」とする行為です。鼻をつまんで息を吹き込むバルサルバ法には極めて厳格な注意点が存在します。
中耳圧が強く下がって粘膜が充血している状態で強圧をかけると、鼓膜の微細血管を破断させて出血性中耳炎を悪化させたり、最悪の場合は内耳の膜が破れてリンパ液が漏れ出す「外リンパ瘻(ろう)」という不可逆的な重度難聴・重度めまい疾患を引き起こす危険性があります。「唾を飲み込んでも抜けないときは、絶対に息を強く吹き込んではいけない」ことを徹底してください。