沢田研二『Tokio』衣装の全貌|パラシュートの重さや電飾の仕組み・製作費の真相

沢田研二『Tokio』衣装の全貌|パラシュートの重さや電飾の仕組み・製作費の真相にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

『TOKIO』の衣装が伝説となった最大の理由は、録画・編集が当たり前の現代とは異なり、すべてが「生放送・一発勝負」のスタジオで展開された点にあります。

フジテレビ系『夜のヒットスタジオ』では、スタジオの端から巨大な工業用送風機を何台も回し、カメラフレームいっぱいにパラシュートを膨らませる演出が敢行されました。当時の番組美術スタッフは「横12m、高さ7mのセット級の巨大衣装を持ち込んだ歌手は、沢田さんが最初で最後だった」と述懐しています。送風機の爆風でマイクが風切り音を拾うリスクや、背後のバックバンド「オールウェイズ」の視界をパラシュートが完全に遮ってしまうなど、現場は毎週が極限のハプニング状態でした。

TBS系『ザ・ベストテン』でも、スタジオのみならず新幹線のホームや移動先からの中継先でもこの大掛かりな仕掛けを再現。パラシュートが風を孕んで沢田本人が後ろに引っ張られそうになる瞬間すら、生放送ならではのリアルなスリルとしてお茶の間を熱狂させました。

この突き抜けた演出はバラエティ界にも波及し、フジテレビ系『オレたちひょうきん族』でビートたけし演じる「タケちゃんマン」の衣装パロディへと直結。後世のカブキロックスによる『お江戸-O・EDO-』へのオマージュなど、日本のサブカルチャー全般に計り知れない影響を与え続けました。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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