マイナス足すマイナスはプラス?掛け算との違いと直感的な覚え方
マイナス足すマイナスはプラス?掛け算との違いと直感的な覚え方に関する基本知識をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
抽象的な記号の並びに見える計算も、身近なモデルに置き換えることで直感的に理解できるようになります。代表的な2つのアプローチを紹介します。
1. 借金と貯金の例えで考える
日常生活における金銭のやり取りは、符号の概念を理解する上で最も強力なツールです。
- プラス($+$)= 貯金(手持ちの資産)
- マイナス($-$)= 借金(返済すべき負債)
- 足す($+$)= 受け取る・追加される
- 引く($-$)= 取り除く・支払う
このルールを $(-3) + (-2)$ に適用してみましょう。
「3万円の借金($-3$)を抱えている状態に、さらに2万円の借金($-2$)が追加された($+$)」と考えます。借金に借金を重ねているわけですから、当然ながら借金の総額は5万円に増え、財政状況は $-5$ に悪化します。これが「マイナス足すマイナスはマイナスになる」仕組みです。
2. 数直線を使った計算で視覚化する
基準となる「0(原点)」から左右への移動として捉える数直線の手法も極めて有効です。
- 「+」の方向=右に進む(増える)
- 「ー」の方向=左に進む(減る)
- 「足す」=その方向を向いて前進する
$(-3) + (-2)$ の場合、まず原点0から左に3歩進んだ「$-3$」の位置に立ちます。そこに「$-2$を足す」とは、「マイナス方向(左)を向いて2歩進む」ことを意味します。結果として $-3$ からさらに左へ2歩進むため、着地する地点は「$-5$」になります。
数直線上で左に進む動作を重ねている以上、右側のプラス領域へ反転することは絶対にあり得ません。