悪路脱出の切り札「デフロック」とは?仕組み・使い方と危険性を解説
悪路脱出の切り札「デフロック」とは?仕組み・使い方と危険性を解説とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
Q1:ジムニーには最初からデフロックが付いていますか?
A1:現行型ジムニー(JB64/JB74)には純正の機械式デフロックは標準装備されていません。ただし、副変速機を「4L」に入れると、空転輪にブレーキをかけて反対側のタイヤにトルクを伝える「ブレーキLSDトラクションコントロール」が自動作動し、擬似的なデフロック効果を発揮します。完全な物理直結を求めるハードユーザーは、社外品のアフターパーツ(電磁式やエアロッカー)を装着しています。
Q2:トラックの「デフロックスイッチ」はいつ押せばいいですか?
A2:荷物の積み下ろし場所がぬかるんでいるときや、圧雪路の発進・段差越えで後輪が空転して前進できなくなった瞬間に使用します。必ず車輪の空転を止めた状態でスイッチを押し、ハンドルを極力真っ直ぐにした状態で脱出してください。脱出後は即座にスイッチを切り、メーター内の作動表示灯が消灯したことを確認してから通常の走行に戻ります。
Q3:凍結した高速道路を走る際、滑り止めとしてデフロックを入れてもいいですか?
A3:絶対に作動させてはいけません。デフロック状態では左右輪の差動が利かないため、直進安定性は高まるように錯覚しますが、緩やかなカーブでも車輪が路面をグリップできずに外側へ滑り出す「直進モーメント」が働き、制御不能のスピンを誘発します。高速走行時の作動は横転や衝突などの重大事故に直結します。
Q4:デフロックスイッチをOFFにしたのにインジケーターが消えず、解除できません。故障ですか?
A4:ギアの噛み合い部分に強い駆動トルクのねじれ(テンション)が残っていると、スイッチをOFFにしても物理的なロックピンが抜けないことがあります。故障ではなく正常な物理現象です。安全な場所でハンドルを真っ直ぐにし、車をゆっくり前進・後退を繰り返すか、アクセルのオン・オフを小刻みに行うことで駆動系のテンションが抜け、カチッと解除されます。