猫のくしゃみが多いのはなぜ?危険な病気のサインと受診の目安を徹底解説

猫のくしゃみが多いのはなぜ?危険な病気のサインと受診の目安を徹底解説について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

Q1:猫がくしゃみを連発していますが、熱があるかどうかを自宅で見分ける方法はありますか?
A1:猫の正常体温は38.0〜39.2℃と人間より高めです。耳の付け根や肉球を触って普段より明らかに熱く感じる、鼻鏡がカサカサに乾いて熱を持っている、あるいは全身を丸めて小刻みに震え、呼びかけに対する反応が鈍い場合は発熱している可能性が濃厚です。正確な測定には動物用の直腸体温計が必要となるため、無理に人間用体温計を脇などに挟もうとせず、早急に獣医師の診察を受けてください。

Q2:ワクチンを毎年接種していても猫風邪にかかることはあるのでしょうか?
A2:はい、罹患する可能性はあります。3種混合ワクチンなどは猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスに対する免疫を付与しますが、ワクチンの主たる目的は「感染の完全遮断」ではなく「重症化や死亡リスクの劇的な低減」です。また、ワクチンに含まれないクラミジア株やマイコプラズマ、気管支敗血症菌などに感染した場合は、通常通りくしゃみや鼻水などの風邪症状を発症します。

Q3:猫のくしゃみは人間にうつることはありますか?
A3:猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスといった主要な猫風邪の原因ウイルスは種特異性が高く、人間に感染することはありません。ただし、クラミジア(Chlamydia felis)や一部の皮膚糸状菌、真菌類、細菌性の気道感染症は、まれに人間の結膜炎や呼吸器症状を引き起こす人獣共通感染症(ズーノーシス)となり得ます。感染猫の鼻水や目やにを処置した後は、必ず流水と石鹸による徹底した手洗いと手指消毒を行ってください。

Q4:市販の人間用点鼻薬や風邪薬を薄めて飲ませても大丈夫ですか?
A4:絶対に与えてはいけません。人間用の点鼻薬に含まれる血管収縮剤や、総合感冒薬に含まれるアセトアミノフェン、イブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、猫の体内では分解できず、急性肝壊死、メトヘモグロビン血症による呼吸困難、急性腎不全を不可逆的に引き起こします。ごく微量であっても命を奪う猛毒となるため、家庭内にある医薬品を独断で使用することは厳禁です。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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