酸化チタンの発がん性リスクとは?食品と化粧品の最新規制を追う
酸化チタンの発がん性リスクとは?食品と化粧品の最新規制を追うの背景について、最新情報を取りまとめてご紹介します。
白さを美しくみせる万能の粉末。それが食品や化粧品に広く用いられてきた酸化チタンの正体だ。しかし「食品や化粧品に含まれる添加物は本当に危険なのか?」という消費者の疑問は、もはや無視できないレベルに達している。
最大の争点は、粒子が極めて小さくなった際の体内動態だ。ナノレベルの超微粒子が腸管から吸収され、全身の臓器や細胞核へ到達した際、遺伝子を傷つけるゲノトキシシティ(遺伝毒性)を引き起こす可能性が浮上している。かつて「不活性で安全」と過信されていた物質が、技術の進歩によって未知の毒性を秘めていることが露呈した格好だ。