切り花を2倍長持ちさせる決定版!プロが教える水揚げと延命の裏ワザ
切り花を2倍長持ちさせる決定版!プロが教える水揚げと延命の裏ワザの概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。
切り花を持ち帰った際、最初に行う「水揚げ」の成否がその後の寿命を8割決定づけます。吸水効率を最大化するための基本と、花材別の高度なテクニックを整理しました。
最も基本となるのが「水切り」です。空気中でハサミを入れると導管内に空気が入り込み、気泡が水の吸い上げを邪魔する「気穴塞栓」が発生します。深めのボウルやバケツに水を張り、必ず水中で茎の先端を斜め45度にカットしてください。断面積を広げることで吸水面が増加し、同時に花瓶の底に茎が密着して吸水口が塞がるのを防ぐ効果があります。
水切りだけでは水が上がりにくい植物には、古くから華道の現場で培われてきた熱処理が極めて効果的です。
【湯揚げの手順(バラ、アジサイ、ヒマワリなど)】
花と葉全体を新聞紙で隙間なくきっちり巻き、熱気から花びらを保護します。茎の根元約2〜3cmを沸騰した熱湯に浸し、10〜20秒間浸けます。茎内部の空気が膨張して気泡が押し出されたら、素早く深水(冷水)に移して数時間休ませます。導管の殺菌と急速な水圧上昇により劇的な吸水回復が見込めます。
【焼き上げの手順(ポインセチア、マーガレットなど)】
切り口から白い乳液や粘液を出す植物には焼き上げが適しています。同様に花を保護した状態で、茎の先端をガスコンロの炎で炭化するまで真っ黒に焼き、すぐに冷水へ投入します。粘液の凝固を防ぎ、バクテリアの侵入を遮断するプロの伝統技法です。