うーんマンダムの元ネタと真相!倒産危機を救った伝説Cmの全貌

うーんマンダムの元ネタと真相!倒産危機を救った伝説Cmの全貌を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。

この伝説的プロモーションの裏には、文字通り会社の生き残りを賭けた乾坤一擲の決断がありました。マンダムの前身は、1927年に創業された老舗化粧品会社「丹頂株式会社」です。戦後、同社は「丹頂チック」をはじめとする植物性整髪料(ポマードやチック)で大ヒットを飛ばし、整髪料市場で圧倒的な地位を築いていました。

ところが1960年代後半、高度経済成長期を迎えた日本のライフスタイルは激変します。ビートルズの来日を契機とした長髪ブームや、若者のカジュアル志向の台頭により、ポマードで髪を固めるスタイルは急速に敬遠され始めました。油性整髪料の売上は急降下し、丹頂株式会社は莫大な不良在庫と赤字を抱え、事実上の倒産寸前まで追い込まれていたのです。

社運を打開すべく、二代目社長の西村彦次氏は若者向けの洋風男性化粧品シリーズ「マンダム」の開発に着手。当時の年間広告費を遥かに超える数千万円単位の巨額ギャランティを投じ、世界的名優チャールズ・ブロンソンの招聘に踏み切りました。まさに失敗すれば即刻倒産という極限状況下での賭けでした。

結果は予想を遥かに上回る大反響となり、発売からわずか数か月で初回製造分が完売。経営は一気に黒字へと転換しました。ブランドの象徴的価値を決定づけた経営陣は、創業来の看板であった「丹頂」を捨て、1971年に「株式会社マンダム」へと社名変更を断行したのです。製品名が企業再生の象徴となり、社名そのものを上書きした稀有な経営成功事例と言えます。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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