鹿児島バスでSuicaはなぜ使えない?真相とクレカ決済の現在地

鹿児島バスでSuicaはなぜ使えない?真相とクレカ決済の現在地に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

「JR鹿児島中央駅まではスマートフォンのモバイルSuica1枚で改札を抜けられたのに、駅前広場から桜島フェリー乗り場や天文館へ向かうバスに乗った途端、カードが全く反応せずパニックになった」――大手旅行クチコミサイトやSNS上では、鹿児島を初めて訪れた観光客やビジネスパーソンから毎月のようにこうした戸惑いの声が投稿されています。

全国の多くの地域では、JRのICカード(JR九州であればSUGOCA)が使えるエリアであれば、地域の路線バスでも共通してSuicaやPASMOが利用できるケースが定着しています。しかし鹿児島市街地を行き交う主要なバス事業者――鹿児島市交通局(鹿児島市営バス)、県内最大の路線網を持つ鹿児島交通(いわさきグループ)、空港連絡バスなどを担う南国交通――のいずれの運賃箱も、一般的な交通系ICカードのセンサーには対応していません(※ごく一部のJR九州バス北薩線などJRグループ路線を除く)。

現場の運転士に話を聞くと、「特に大型連休や観光シーズンになると、降車口でSuicaをタッチしようとして動かなくなるお客様が1運行あたり数件は必ず発生します。後ろのお客様をお待たせしてしまうため、運転士側も申し訳なさを感じつつ両替をお願いしているのが実情です」と証言します。事前の下調べなしに「全国どこでもSuica1枚で移動できる」と思い込んでいる旅行者にとって、鹿児島のバス路線網は予期せぬ落とし穴となっているのです。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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