クリスタルキング『大都会』の真実|超高音の秘密と田中昌之の現在

クリスタルキング『大都会』の真実|超高音の秘密と田中昌之の現在の要点や背景を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

楽曲の冒頭、「あ〜あ〜 果てしない〜」というフレーズが鳴り響いた瞬間の衝撃は、当時の日本の音楽界に前例のないものでした。田中昌之が放つ最高音hihiA(3オクターブ半)に達するハイトーンボイスは、どのようにして生み出されたのでしょうか。

米軍キャンプ仕込みの現場力と天性の声帯構造

田中昌之はもともとバンド内でドラムを担当していました。しかし、ある時コーラスで発した並外れた高音にリーダーのムッシュ吉崎(吉崎勝正)が着目し、ボーカルへと転向させたという経緯があります。

佐世保や沖縄の米軍基地で毎夜のように洋楽ロックやソウル、ファンクのカバーを生演奏していた彼らは、本場の耳の肥えたオーディエンスを納得させるため、レッド・ツェッペリンやディープ・パープルなどの超難関曲を原キーで歌いこなす過酷な現場を経験していました。こうした極限のステージ環境が、天性の強靭な声帯と強烈なミックスボイスを鍛え上げたのです。

ムッシュ吉崎の低音と田中昌之の超高音が生んだコントラスト

クリスタルキングの真骨頂は、田中昌之の超高音だけではありません。ムッシュ吉崎の太く力強いソウルフルな低音ボーカルが土台を支えていたからこそ、高低差のダイナミズムが際立ち、聴き手に強烈なカタルシスを与えました。このツインボーカル構成は、日本のロック/ポップスにおけるひとつの完成形と言えます。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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