痔と大腸がんの違いとは?血便の色や便の細さで見分ける初期症状と受診の鉄則
痔と大腸がんの違いとは?血便の色や便の細さで見分ける初期症状と受診の鉄則についての最新情報をご紹介します。
Q1:20代や30代の若者でも、血便が出たら大腸がんを疑う必要がありますか?
A1:20〜30代の血便の原因の多くは切れ痔やいぼ痔、あるいは潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患(IBD)です。しかし、食生活の欧米化などに伴い、若年性の大腸がん発症例も確実に存在します。「若いから絶対に痔だ」と過信せず、出血が続く場合は必ず消化器専門医の診察を受けてください。
Q2:便潜血検査が「2回中1回だけ陽性」でした。もう1回は陰性だったので様子を見てもいいですか?
A2:絶対に放置してはいけません。大腸ポリープや早期のがんは、便が擦れたときに「たまに出血する」程度であるため、2回のうち1回しか陽性にならないケースが日常的に起こります。1回でも陽性が出た時点で、腸内に出血源が存在する確率は極めて高く、内視鏡による精密検査が必須となります。
Q3:痔の市販薬(注入軟膏や座薬)を使って出血が止まれば、病院に行かなくても大丈夫ですか?
A3:市販薬の抗炎症成分によって痔の出血が一時的に治まったとしても、それは大腸がんが存在しない証明にはなりません。大腸がんからの出血も出たり止まったりを繰り返す波があります。「薬を塗ったら一時的に血が止まったから安心」と受診を遅らせることが、がんの進行を許す典型的なパターンです。