ワイングラスの持ち方は「脚を持つ」が間違い?2026年の新常識をプロが徹底解説
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外交プロトコルや王室の晩餐会において、グラスの脚、あるいは台座(ベース)を持つスタイルが推奨されるのは紛れもない事実だ。理由は明確。美しく見えること。そして乾杯の際、澄んだ音色とともにグラス同士の衝突リスクを最小化するためだ。
しかし、一歩ヨーロッパのストリートカルチャーへ足を踏み入れれば、風景は一変する。気軽なトラットリアやタパスバーでは、グラスの脚をつまむように持つ仕草そのものが「気取った異物」として映ることすらある。ボウルをしっかりとホールドし、会話の身振り手振りに合わせてグラスを揺らす。彼らにとってワインは鑑賞物ではなく、会話の潤滑油に過ぎないからだ。
どちらが正しく、どちらが間違っているという話ではない。文脈を読み違えたマナーこそが、最も無作法に映るというパラドックスがここにある。