四日市市は何県?愛知と誤認される理由と三重最多都市の真相【2026】
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県外から訪れるビジネスパーソンや旅行者が現地で直面する最大の罠が、「近鉄四日市駅」と「JR四日市駅」の機能乖離です。ネット上の知恵袋やSNSでも「四日市に出張してホテルを取ったら駅前が真っ暗で何もなかった」という悲鳴が定期的に投稿されますが、その原因のほぼ100%がこの駅名の混同に起因しています。
街の中心核となっているのは、私鉄である近鉄四日市駅です。駅高架下には百貨店「近鉄百貨店四日市店」が鎮座し、周辺には三重県下最大の歓楽街・飲食店街、大型シティホテル、商業施設が密集。四日市あすなろう鉄道のターミナルも併設され、終日多くの買い物客や通勤客でごった返しています。
対するJR四日市駅(関西本線)は、近鉄四日市駅から東へ約1.2km(徒歩約15〜20分)離れた臨海部の手前に位置しています。日中の普通列車は1時間に1〜2本程度しか運行されておらず、旅客ターミナルとしての利用者は近鉄駅の数分の一。JR駅の本来の主役は旅客ではなく、広大なコンテナヤードを行き交う「貨物列車」です。石油やセメントなどの工業物資を全国へ送り出す重要物流拠点であるため、駅前には歓楽街がなく、のどかで閑散とした風景が広がっています。
現在四日市市では、この両駅間を結ぶ大動脈「中央通り」において、2026年に向けた大規模なウォーカブル都市再開発を推進しています。近鉄四日市駅東口では、全国の高速バスや路線バスを集約する次世代型交通拠点「バスタ四日市」の整備と、自動運転モビリティの走行実証が本格化。両駅間の心理的・物理的な距離感を解消し、都市の一体感を高める国家プロジェクトが進展しています。