24時間テレビ募金事件の全真相|なぜ10年も着服は見逃されたのか
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事件が明るみに出たのは2023年11月27日のことでした。鳥取・島根両県を放送エリアとする日本テレビ系列局・日本海テレビジョン放送は緊急記者会見を開き、同社の経営戦略局長(当時)を務めていた元幹部社員が、長年にわたって会社の売上金やチャリティー募金を着服していた事実を公表しました。
発覚の直接のきっかけは、2023年11月に行われた社内の税務調査および内部調査でした。会社の資金管理において使途不明金が浮上し、社内調査チームが担当幹部であった元局長を問いただしたところ、不正な資金流用を認めたのです。元幹部は調査に対し「スロット(パチスロ)や競馬などのギャンブル、私的な飲食代、ゴルフの費用に使った」と生々しく告白しました。
日本海テレビはこの発表当日付で当該幹部を懲戒解雇処分とし、翌28日には管理責任を取る形で田並公一代表取締役社長が辞任を表明。後任体制への刷新を余儀なくされるなど、地方テレビ局の屋台骨を根底から揺るがす事態へと発展しました。