象の歯磨き粉実験の仕組みと安全な作り方|自宅でできる爆発泡の秘密
象の歯磨き粉実験の仕組みと安全な作り方|自宅でできる爆発泡の秘密を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。
象の歯磨き粉実験の根底にあるのは、過酸化水素(H₂O₂)が水(H₂O)と酸素(O₂)に分解される反応です。化学反応式で表すと以下のようになります。
$$2\text{H}_2\text{O}_2 \rightarrow 2\text{H}_2\text{O} + \text{O}_2 \uparrow$$
過酸化水素水は常温でも常に極めてゆっくりと分解を続けていますが、そのまま放置していても目に見えるような泡の噴出は起こりません。そこで不可欠となるのが、反応速度を劇的に跳ね上げる「触媒(しょくばい)」の存在です。
触媒自身は反応の前後で変化しませんが、過酸化水素が酸素へと分解するエネルギーのハードル(活性化エネルギー)を一気に引き下げます。その結果、わずか数秒の間に莫大な量の酸素ガスが発生します。
ここに食器用洗剤をあらかじめ混ぜておくことで、発生した酸素ガスが洗剤の界面活性剤にトラップされ、無数の細かな泡となって膨張します。さらに食紅(食用色素)で着色しておくことで、容器の口から練り歯磨きのように鮮やかなストライプ模様の泡が押し出される仕組みです。