ポケモン人気投票コイル騒動の全真相|ピカチュウを脅かした組織票と現在
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騒動の舞台となったのは、2008年公開の映画『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』の公開を記念して企画された「劇場版ポケットモンスター シェイミ 人気投票」(Yahoo!キッズ ポケモン特集内)でした。この投票企画は本来、劇場版で大活躍する幻のポケモン「シェイミ」や「ギラティナ」、そして国民的人気キャラクターである「ピカチュウ」など、映画のメインを飾るポケモンたちを子どもたちが応援し、上位入賞ポケモンの特製壁紙をプレゼントするという極めて平和的な催しでした。
しかし、投票対象としてエントリーされていた一覧の中に、映画本編では脇役に過ぎない「コイル」が含まれていたことが、思わぬ火種を生むことになります。2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のニュース速報VIP板に立てられた「Yahoo!キッズのポケモン人気投票でコイルを1位にして子どもたちを泣かせようぜ」という趣旨のスレッドが発端でした。これが瞬く間に拡散し、いわゆる「2ちゃんねるVIP コイル祭り」の号砲が鳴らされたのです。
「ポケモン人気投票 コイル 理由」として当時語られていた動機は、非常に身勝手かつ悪意あるネットの悪ふざけでした。「子ども向け人気投票で、最も地味で無機質なコイルが1位になったら面白い」「純粋な子どもたちが泣き叫ぶ姿を見たい」という、当時の匿名掲示板特有の愉快犯的なノリが背景にありました。さらに、投票システムが極めてシンプルで、CookieやIPアドレスによる厳格な連続投票制限が設けられていなかった脆弱性も、祭りの過熱に拍車をかけました。