海の見える杜美術館の現在と宗教の真相|王舎城の歴史と桜の見所
海の見える杜美術館の現在と宗教の真相|王舎城の歴史と桜の見所の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
宗教的な出自への偏見を払拭する最大の要素が、展示室に並ぶコレクションの圧倒的な質と学術的価値です。当館は大きく分けて2つの比類なきコレクション軸を誇っています。
第1の柱は、世界的な規模を誇るアンティーク香水瓶コレクションです。古代エジプト・ローマ時代のガラス容器から、18〜19世紀のヨーロッパ宮廷で愛用された磁器製・エナメル細工の超絶技巧ボトル、そしてルネ・ラリックやバカラが手掛けたアール・ヌーヴォー、アール・デコ期の逸品まで、約1,000点におよぶ名品群が体系的に収集されています。ゲランの名香「夜間飛行」や「ミツコ」の初期オリジナルボトルなど、服飾文化史やデザイン史の観点からも極めて貴重な資料が揃っており、これらを目当てに全国から工芸ファンが足を運びます。
第2の柱は、近代日本画の巨匠・竹内栖鳳(たけうちせいほう)を中心とした日本美術です。「東の大観、西の栖鳳」と称され、近代京都画壇を牽引した栖鳳の傑作群を筆頭に、上村松園、川端龍子の絵画、さらには室町から江戸期にかけての貴重な物語絵巻や奈良絵本、中国清朝の民衆版画(年画など)に至るまで、東洋美の粋を集めた収蔵品が定期的に公開されます。
「自然、人、文化の融和」を設立理念に掲げている通り、ガラスケース越しのアートのみならず、借景となる瀬戸内の大自然を含めた「総合的な美の体験」が構築されています。