早生まれは本当に不利?最新研究で判明した格差の真相と家庭の対策
早生まれは本当に不利?最新研究で判明した格差の真相と家庭の対策についての最新情報をご紹介します。
早生まれを巡る問題は、日本特有の現象ではない。世界的なノンフィクション作家であるマルコム・グラッドウェルは、その著書『天才! 成功する人々の法則』の中で、カナダのアイスホッケー選手における生まれ月の偏りを痛烈に告発した。カナダのユースリーグでは1月1日を区切りとして年齢分けが行われるが、代表レベルで活躍する選手の多くが1月〜3月生まれに集中していたのだ。
幼少期のわずか数ヶ月の発達差が「才能がある子」と「才能がない子」を誤ってふるい分け、優れたコーチングや充実した練習環境といった機会の偏向を生み出してしまう。発達心理学の観点からも、この時期における周囲からの評価や本人の自信形成が、成長過程に及ぼす心理的インパクトは無視できない。グラッドウェルの指摘は、個人の素質と見なされていた能力の多くが、実は初期条件のタイミングによって左右されているという真実を浮き彫りにした。