飛行機で耳が痛い原因と治し方!着陸時の激痛を防ぐ耳抜きと裏ワザ

飛行機で耳が痛い原因と治し方!着陸時の激痛を防ぐ耳抜きと裏ワザにまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

多くの乗客が真っ先に行う耳抜きのやり方ですが、実はその手法を根本から誤っているケースが目立ちます。代表格であるバルサルバ法(鼻をつまんで口を閉じ、鼻の奥へ息を吹き込む方法)は、成功すれば一瞬で圧が抜ける反面、非常に強い負荷を鼓膜に与えます。鼻から息を「フンッ」と力任せに送り込むと、すでに充血して脆くなっている鼓膜を内側から破裂させたり、内耳を損傷して激しい回転性めまいを引き起こすリスクがあります。

バルサルバ法を行う際は、「鼻を指で完全に塞ぎ、口をしっかり閉じ、肺からの息を強く吹き込まず、頬を膨らませる程度の極めて微弱な力で1〜2秒だけ圧をかける」のが医学的な鉄則です。それでも耳が通らない場合、決して力任せに連打してはいけません。

そこで活用したいのが、客室乗務員も推奨する飛行機耳抜きできない時の裏ワザです。

第一の裏ワザは「トインビー法」です。鼻をつまんだ状態で唾液をゴクリと飲み込む手法で、嚥下(えんげ)運動によって口蓋帆張筋(こうがいはんちょうきん)が収縮し、自然な形で耳管の弁が牽引されて開きます。機内が乾燥して唾が出ない場合に備え、降下開始前に一口の水を手元に用意しておくのがプロの鉄則です。

第二の裏ワザは「下顎(下あご)のスライド運動とあくびの模倣」です。下顎を左右に大きく動かしたり、前に突き出すようにしながら大きなあくびの動作を行うことで、耳管周囲の結合組織が物理的に引っ張られ、密閉されていた耳管が「パキッ」という音とともに開通します。

第三の現場直伝テクニックが「温熱スチーム効果」です。機内サービスが終了する前にCAへ温かいおしぼりを依頼し、紙コップの底におしぼりを詰めて両耳を覆うように当てます。コップ内に充満する温かい蒸気と熱が耳周囲の血流を促進し、緊張した筋肉を弛緩させて気圧調整を劇的に助けます。近年では耳を直接温める市販の温熱パットを持ち込む乗客も増えています。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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