亀屋万年堂がシャトレーゼ傘下で激変!噂の真相とナボナの現在地
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老舗が大手資本の傘下に入ると、必ずと言ってよいほど囁かれるのが「コスト削減で味が落ちたのではないか」という懸念です。実際、ネット上の検索窓には「亀屋万年堂 味が変わった」といったワードが並びます。しかし、現場での原材料追跡と製造工程の取材から見えてきたのは、巷のネガティブな憶測とは真逆の「徹底的な品質引き上げ」でした。
看板商品である「ナボナ」は、イタリア・ローマのナヴォーナ広場にインスピレーションを得て1963年に誕生した洋風和菓子(ブッセ)です。かつて王貞治氏のCMで「お菓子のホームラン王」として日本中に親しまれたこの名作は、買収後に大規模なリニューアルを敢行しました。
具体的には、シャトレーゼの独自ルートから仕入れる契約農家の新鮮な卵、搾りたての牛乳、そして山梨県白州の名水を取り入れることで、ブッセ生地のふんわり感とキメの細かさを大幅に向上させました。クリームに使用される油脂分も見直され、従来のどこか懐かしい味わいから、口どけが滑らかで後味に雑味を残さないモダンな風味へと昇華を遂げています。
現在展開されている「ナボナの種類」は多岐にわたり、定番のチーズクリームやパインクリームに加え、季節ごとのフルーツを使用した限定フレーバー、さらには要冷蔵で生ケーキに近い贅沢な食感を楽しめる「生ナボナ」までラインナップが拡充されています。古くからの常連客の間では「昔の素朴なバタークリーム感が恋しい」という声も一部にあるものの、現代のスイーツ市場においては、よりハイレベルな完成度へと進化したと評価するのが妥当でしょう。