瓦礫から救出後にかかる悪魔の病…クラッシュ症候群の真実と救命術
瓦礫から救出後にかかる悪魔の病…クラッシュ症候群の真実と救命術にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
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腕や足などの大きな筋肉が2時間以上にわたって強く圧迫されると、局所の血流が途絶える。虚血状態に陥った筋肉細胞は酸素と栄養を失い、次々と破壊されていく。この過程で細胞内に含まれる大量のミオグロビンやカリウム、乳酸といった物質が漏出する。
真の危機は、救出によって血流が再開した直後に訪れる。血流に乗って全身に急散布された大量のカリウムは、心臓の電気信号を狂わせ、重篤な高カリウム血症を引き起こす。これにより心室細動や心停止が突発的に誘発されるのだ。さらに、毒素が腎臓のフィルターを破壊することで急性腎不全を発症し、助かったはずの命が数時間から数日のうちに失われることもある。