坂上忍の愛犬パグゾウの現在|死去の噂と病気を越えた絆の真相
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森田パグゾウと坂上忍さんの絆を語る上で欠かせないのが、2011年に遡るドラマチックな出会いのエピソードです。当時、すでに先住犬たちと暮らしていた坂上さんは、新たに犬を迎える予定は全くありませんでした。
ある日、偶然立ち寄ったペットショップのショーケースの隅で、ひと際寂しげな表情を浮かべる子犬のパグが坂上さんの視線をとらえました。その子犬こそが、のちのパグゾウです。パグゾウは生後月齢が進んでいたにもかかわらず、後ろ足に先天性の障害(関節の奇形や脱臼癖)を抱えていたため「商品価値が低い」とみなされ、大幅な値下げをされて売れ残っていたのです。
他の子犬たちが無邪気に愛嬌を振りまくなか、足を引きずりながらも健気に生きようとするその瞳を見た瞬間、坂上さんの心に激震が走りました。自著や特番のインタビューにおいて、坂上さんは当時の心情をこう述懐しています。
「この子をここで見過ごしたら、一体どこへ行ってしまうのか。誰が引き取ってくれるのかと考えたら、どうしても背中を向けて店を出ることができなかった」
衝動買いや無計画な多頭飼育を誰よりも厳しく戒めていた坂上さん自身が、理屈ではなく「命の危機を見過ごせない」という純粋な義侠心から引き取りを決断した瞬間でした。家族の一員となったその日から、苗字を付けた「森田パグゾウ」と命名され、坂上家の四男としての歩みが始まったのです。