バレーボールのサイドアウト制はなぜ消えた?廃止理由と激変の歴史
バレーボールのサイドアウト制はなぜ消えた?廃止理由と激変の歴史の疑問点について、専門知識を基に徹底解説します。
現在採用されているラリーポイント制では、サーブ側・レシーブ側を問わずラリーに勝利したチームに必ず「1点」が入ります。これに対し、かつて採用されていたサイドアウト制の仕組みは根本から異なっていました。
サイドアウト制下におけるバレーボールサーブ権ルールの絶対条件は、「サーブ権を持っているチーム(サービングチーム)がラリーを制したときのみ得点(ポイント)が加算される」というものです。レシーブ側のチームがラリーに勝利しても、得点は1点も入りません。得られるのは「次にサーブを打つ権利(サーブ権=サイドアウト)」と、コート上のポジションを時計回りに1つ回すローテーションの権利だけでした。
セットの奪取条件は原則として「15点先取(2点差が必要)」でした。しかし、実力が拮抗したハイレベルな試合になればなるほど、お互いに「相手のサーブを切り返す(サイドアウトを取る)」展開が延々と続きます。その結果、コート上で激しいスパイクやブロックの応酬が繰り広げられているにもかかわらず、スコアボードは「8対8」のまま15分間も数字がピクリとも動かないという異常事態が頻発していたのです。