水疱瘡とは?初期症状の見分け方と大人の重症化リスク・最新対策
水疱瘡とは?初期症状の見分け方と大人の重症化リスク・最新対策とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
水疱瘡は学校保健安全法において「第二種感染症」に指定されています。集団感染を防ぐため、出席停止の基準が法的に明確に定められています。
出席停止期間と登園・登校許可の条件
基準は「すべての発疹が痂皮化(かさぶた化)するまで」です。発熱が治まり本人が元気であっても、1つでもみずみずしい水疱や膿疱が残っている間はウイルスの排出が続いているため、集団生活に復帰することはできません。通常、発症から完治まで7日〜10日程度の日数を要します。登園・登校の再開には、医師による治癒証明書(登園許可書)の提出を義務付けている自治体や施設が多く見られます。
2回接種で劇的に変わるワクチンの予防効果
水疱瘡予防の切り札は乾燥弱毒生水痘ワクチンです。2014年以降の定期接種化により、日本国内の疫学状況は一変しました。
- 1回接種の効果:発症予防効果は約80%、重症化予防効果は約95%ですが、年数の経過とともに抗体価が低下し、軽症の水疱瘡にかかる「ブレイクスルー感染(修飾水痘)」が約15〜20%発生します。
- 2回接種の効果:3か月以上の間隔を空けて2回接種することで、発症予防効果は90〜95%以上、重症化予防はほぼ100%に達します。発疹数も数個程度で発熱すら伴わない極めて軽度で済むようになります。
接触後72時間以内の緊急ワクチン(曝露後予防)
家族内や保育園で水疱瘡の患者と濃厚接触してしまった場合でも、「接触後72時間以内に緊急で水痘ワクチンを接種する」ことで、発症を完全に防ぐか、発症しても症状を大幅に軽減できることが科学的に実証されています。同居家族が発症した際、未接種・未罹患の兄弟や大人がいる場合は、直ちに医療機関へ相談すべき重要な対抗策です。