バレーボールのリザーブとは?控えとの違いやメダル授与の真相を解剖
バレーボールのリザーブとは?控えとの違いやメダル授与の真相を解剖とはどのようなものなのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。
バレーボールの試合における「リザーブ」を正しく理解するには、まず大会ごとに定められたバレーボール登録メンバー人数の階層構造を把握する必要があります。多くのファンが混同しがちなのが、「ベンチに入っている交代要員」と「リザーブ枠の選手」の境界線です。
一般的な国際バレーボール連盟(FIVB)主催の主要大会(世界選手権やネーションズリーグなど)では、1試合あたり最大14名の選手がベンチ入りを認められています。コート上に立つ6名のスターティングメンバーに加え、ウォームアップエリアに控える最大8名が正式な「控え選手」です。彼らは監督の判断により、1セットあたり最大6回まで認められている通常の選手交代枠を使って、いつでもコートに送り出されます。
一方で「リザーブ選手」とは、大会エントリーメンバー(ロングリスト)には名を連ねているものの、当該試合のベンチ入り12〜14名から外れた登録外選手を指します。特にオリンピックの舞台では、長年にわたりチーム定員が12名と極めてタイトに制限されてきた背景から、負傷者発生時にのみ緊急昇格できるAP選手バレー(Alternate Player=交替選手)制度が導入されました。
つまり、バレーボール控え選手違いの本質は「その試合で即座にコートに立てる出場権利を持っているか否か」にあります。ベンチ入り控え選手が戦術的なバレーボール交代要員の役割(ワンブロッカーやピンチサーバー、守備固めのレシーバー)を担うのに対し、リザーブ選手はチームが危機的状況に陥った際のリスクヘッジとして、規定の手続きを踏まない限りユニフォームを着てコートに立つことすら許されません。