隣の芝生は青く見える英語に驚きの続き!ネイティブが使うリアルな言い方を解説

隣の芝生は青く見える英語に驚きの続き!ネイティブが使うリアルな言い方を解説の特集記事を解説します。最新トレンドが詰まっています。

「隣の芝生は青く見える」に該当する最も標準的な英語のことわざは、次の表現です。

The grass is always greener on the other side of the fence.
(垣根の向こう側にある芝生は、いつだって青々として見える)

主語となる「The grass」に続く比較級「greener」がポイントで、日本語の「青い」は英語の「green(緑)」を指しています。日本語でも青葉や青信号を「青」と呼ぶのと同様の色彩感覚ですが、英語圏では「みずみずしく手入れが行き届いて繁茂している様子」の象徴として「green」が用いられます。 文末の「of the fence(フェンスの・垣根の)」は省略されるケースが多く、単に「on the other side」で止めたり、さらに短縮して主節だけで意図を伝えるのが口語のスタンダードです。「他人の芝生は青く見える」と主語を変えて表現したい場合も、英語ではまったく同じフレーズが使われます。英語の発想では「他人(other people)」という人間そのものよりも、「垣根を隔てた向こう側(the other side)」という境界線と距離感の認知バイアスに重きが置かれているためです。

古代ローマ詩人から近代アメリカへの変遷

この格言のルーツを文献学的に遡ると、紀元前1世紀の古代ローマ詩人オウィディウス(Ovid)が著した『恋の技法(Ars Amatoria)』に辿り着きます。そこには「Fertilior seges est alienis semper in arvis(他人の畑の作物は、常により実り豊かに見える)」という一節が記されており、人間が抱く「ないものねだり」の心理は2000年以上前から不変であったことが分かります。 16世紀の人文主義者エラスムスが編纂した格言集を経て、現在のような「芝生(grass)」のメタファーが英語圏で定着したのは20世紀初頭のアメリカでした。1924年にレイモンド・イーガンらが作詞作曲したポピュラーソング『The Grass is Always Greener in the Other Fellow's Yard』が大ヒットしたことを契機に、新聞の風刺画や大衆文化へ一気に浸透したという記録が残されています。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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