ドラクロワの「自由の女神」はなぜ胸を露出?名画の裏に隠された衝撃の真相
ドラクロワの「自由の女神」はなぜ胸を露出?名画の裏に隠された衝撃の真相とはどのようなものなのか? 専門的な分析を整理してお届けします。
Q1:ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』はルーヴル美術館のどこに行けば見られますか?
A1:ルーヴル美術館の「ドノン翼(Denon Wing)2階(フランス式1階)のモリアン展示室(Salle Mollien / Room 700)」に常設展示されています。モナ・リザが展示されている国家の間(Salle des États)からほど近い巨大な赤壁の展示室です。
Q2:シルクハットをかぶった男性はドラクロワ本人ですか?
A2:長年ドラクロワの自画像であると信じられてきましたが、現代の美術史研究では否定されています。ドラクロワの手紙や肖像画と比較した結果、顔立ちが一致せず、知識人や市民階級(ブルジョワジー)を象徴する架空の人物として描かれたことが定説となっています。
Q3:なぜ完成当時は政府から展示を拒否・隠蔽されたのですか?
A3:七月革命で新たに即位した国王ルイ・フィリップの政府が本作を買い上げたものの、民衆蜂起の熱気があまりにも生々しく過激であったため、「再び市民の革命精神を煽りかねない」と恐れられ、わずか数ヶ月で倉庫にしまい込まれました。一般に常設公開されるようになったのは、1874年のルーヴル美術館収蔵以降のことです。
Q4:ニューヨークの自由の女神像はドラクロワの絵画がモデルですか?
A4:直接のモデルではありません。彫刻家バルトルディはドラクロワの絵画の存在を知っていましたが、ニューヨークの像はアメリカ独立100周年を祝う友好の証として、ローマ神話の自由の女神リーベルタースをベースに制作されました。顔のモデルはバルトルディの実の母親(シャルロット)と言われています。