脚本家・山田太一の軌跡と死因|名作が遺した言葉と家族の現在
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山田太一の最高傑作として今も語り継がれるのが、1983年にスタートした『ふぞろいの林檎たち』(TBS系)です。四流大学に通う劣等感を抱えた若者たちが、就職差別や恋愛の挫折に直面しながらも、不器用に前を向いて生きる姿を赤裸々に描きました。
当時、テレビドラマの主役といえばエリートや華やかな美男美女が定番だった時代に、中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾、手塚理美ら当時の若手実力派を起用。サザンオールスターズの楽曲を主題歌および劇中歌として大胆に採用し、若者の鬱屈したリアルな心情を見事に映像へと昇華させました。
「自分たちは不揃いの林檎である」という自己認識から始まる物語は、学歴社会の残酷な現実を浮き彫りにしつつも、決して安易な成功譚には落とし込まない徹底したリアリズムを貫徹。パート4まで続く大ヒットシリーズとなり、当時の若者たちのバイブルとなりました。