トマトが赤くならない原因は?積算温度と追熟ワザで完熟へ導く極意

トマトが赤くならない原因は?積算温度と追熟ワザで完熟へ導く極意についての真相をご紹介します。

トマトの成熟期間は「日数」だけで判断するのではなく、毎日の平均気温を足し合わせたトマト積算温度で管理するのが農業現場の鉄則です。開花した日からの日平均気温を累積していき、一定の数値に達した時点で果実は自然と色づき始めます。

大玉トマトとミニトマトでは必要となる積算温度と日数が異なり、日々の気温推移によって収穫適期は大きく変動します。以下の比較表は、果実が完熟に至るまでの基準値と管理の目安をまとめたデータです。

品目・品種区分必要積算温度(開花〜着色)着色までの標準日数(夏期/春秋)編集部の見解・管理ポイントミニトマト約800℃〜900℃夏:35〜45日
春秋:50日前後開花から1ヶ月程度では青いのが通常。焦って追肥を行わず積算日数を待つのが鉄則。中玉・大玉トマト約1000℃〜1100℃夏:45〜55日
春秋:60日前後果実肥大にエネルギーを消費するためミニより時間を要する。30℃以上の高温期は日数延長を考慮。寒冷期・秋栽培約1100℃以上60日〜75日以上平均気温が15℃を下回ると樹上着色が困難になるため、後述の室内追熟へ切り替える判断が必要。

日平均気温が25℃の日が続いた場合、ミニトマトであれば「800℃ ÷ 25℃ = 32日」、大玉トマトであれば「1000℃ ÷ 25℃ = 40日」が最短の色づき開始ラインとなります。実の大きさばかりに気を取られ、開花からの実質的な日数が不足しているケースが非常に多いため、まずは開花日の記録と積算日数の計算を行うことがトラブル解決の第一歩です。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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