舌小帯短縮症の手術失敗と後悔の実態|再癒着や滑舌不変を防ぐ全知識
舌小帯短縮症の手術失敗と後悔の実態|再癒着や滑舌不変を防ぐ全知識の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
「手術を受けたのに滑舌が変わらない」「また舌が固まってしまった」という失敗を100%回避するために絶対に欠かせないのが、口腔筋機能療法(MFT:Oral Myofunctional Therapy)トレーニングと術後ストレッチです。断言しますが、舌小帯の手術は「スタートライン」に過ぎず、治療の本体は術後のリハビリテーションです。
創部が治癒するまでの術後1〜2週間の間に、創面が互いにくっつかないよう引き伸ばす「舌挙上ストレッチ」を1日に数回実施しなければ、組織は縮んだ状態で修復されてしまいます。また、創部が治った後も、以下のようなMFTプログラムを数ヶ月にわたって継続する必要があります。
- スポット・ポジションの獲得:舌尖を上顎の前歯の後ろにある膨らみ(スポット)に吸い上げ、正しい安静時舌位を脳に記憶させる訓練。
- ポッピング(舌小帯伸展訓練):舌全体を上顎に吸い付けたまま口を大きく開け、「ポン」と音を立てて離すことで舌背筋群の筋力を高める運動。
- 個別発音トレーニング:舌尖の挙上が必要な「ラ行」「タ行」「サ行」について、言語聴覚士(ST)の指導のもとで正しい舌の接触位置を再構築する構音訓練。
手術だけで発音が劇的に改善することは、成人・小児を問わずあり得ません。手術を成功に導く名医とは、メスさばきが上手い医師ではなく、術前・術後にMFT指導や言語訓練を一貫して提供できる体制を整えている医療機関を指します。