医師免許の合格率90%超なのに毎年1000人落ちる本当の理由

医師免許の合格率90%超なのに毎年1000人落ちる本当の理由を徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。

医師国家試験の合格判定は、一般的な試験とは異なる独自の3層構造によって決定されます。どれか1つでも基準を下回れば、他の得点がどれほど優秀であっても即不合格となります。

  • ① 必修問題:絶対基準として得点率80.0%以上が必須(1点でも下回れば不合格)。
  • ② 一般問題・臨床実地問題(パンリン):受験者の得点分布から算出される相対評価ボーダー(例年65〜75%前後で変動)。
  • ③ 禁忌肢:選ぶと患者の生命を危険に晒す「絶対に選んではいけない選択肢」を踏んだ数が3問以下であること(4問踏むと即座に失格)。

この中で最も受験生を震え上がらせるのが「必修落ち」の存在です。一般・臨床問題で全国トップ数パーセントに入る高得点を叩き出しながら、必修問題が79.8%で不合格になった実例は枚挙にいとまがありません。必修問題には医師としての基本的倫理観や初期対応を問う平易な問題が多い反面、臨床現場での常識を問う独特なニュアンス問題が含まれており、深読みしすぎた秀才が足をすくわれるケースが多発します。

また、禁忌肢の基準も見逃せません。「重篤なアレルギー患者に禁忌薬を投与する」「胸痛を訴える患者に心電図を取らず帰宅させる」といった重大な医療過誤に直結する選択肢であり、本番の極度の緊張下でケアレスミスとして踏んでしまうリスクが常に潜んでいます。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest