専門バイヤー直伝!北欧アンティーク家具の本物を見極める鑑定術
専門バイヤー直伝!北欧アンティーク家具の本物を見極める鑑定術の全体像を詳しく解説してご紹介します。
市場にあふれるヴィンテージ品の中から本物を確実に引き寄せるには、専門バイヤーが現場で実践している具体的な鑑識技術を知ることが不可欠だ。最初に見るべきは、座面裏やフレームの接合部に残された焼印やステッカーである。製造窯やワークショップの刻印は、まさに製品の出生証明書と言える。
木工構造の細部にも真鍮のような真実が宿る。例えば、フィンガージョイント(指を組み合わせたような木組み)の接合精度や、引き出しの裏側に残るカンナの跡だ。職人が手作業で仕上げた本物は、見えない部分の処理にも一切の手抜きがない。一方で近年の悪質なコピー品は、化学塗料で無理やり古色をつけていたり、見えない部分に合板や機械加工の粗が見え隠れする。現在のインテリア・家具業界ではヴィンテージ査定基準の厳格化が進んでおり、木材の種類、接着剤の劣化具合、金具の錆び方までを多角的に分析することが本物を見極める唯一の道なのだ。