ブルーブラックは本当に緑に色落ちする?ブリーチなしで失敗しないプロの秘訣
ブルーブラックは本当に緑に色落ちする?ブリーチなしで失敗しないプロの秘訣とはどんな影響があるのか? 背景や要点を簡潔に解説します。
ネット検索で常に上位へ挙がるのが「ブリーチなしでも透明感は出るのか?」そして「色落ちすると緑になるのか?」という二大疑問です。現場のカラー施術データと毛髪科学の原理から、その真相を紐解きます。
ブルーブラックをブリーチなしで施術する場合、地毛が脱色されていないバージン毛(黒髪)では、光に透かした際に「わずかに青みを含んだツヤ」を感じる程度の極めてナチュラルな仕上がりになります。室内光では一般的なダークブラウンや地毛に近い黒に見えるため、「室内でもはっきり青と分かる発色」を期待しているとギャップを感じるケースが少なくありません。ブリーチなしでしっかり青みを認識させるには、すでに過去のカラー履歴によって髪が9〜10トーン程度までリフトアップされている下地が必要です。
色落ち後に髪が緑に変色する現象は、都市伝説ではなく毛髪内部の減法混色によって物理的に引き起こされます。日本人の髪は脱色が進むにつれてメラニン色素が赤から黄色へと変化します。ベースの髪に強い「黄み」が残っている状態でブルーブラックの青色染料を重ねると、青の退色スピードが黒の色素よりも早いため、髪に残った「黄色」+「薄まった青色」=「緑色(マット)」に変色してしまいます。
この色落ち後の緑対策としては、カラー配合時に青の補色となる「バイオレット(紫)」や「ベリーピンク」を5〜10%程度ブレンドしておくことがサロンワークにおける鉄則です。黄みをあらかじめ紫で打ち消しておくことで、退色しても濁ったカーキにならず、品のあるグレージュやアッシュグレーへと段階的に着地させることが可能になります。