浄土真宗でやってはいけないこと総まとめ!線香・塩・ご冥福Ngの真相

浄土真宗でやってはいけないこと総まとめ!線香・塩・ご冥福Ngの真相の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

インターネット上のQ&AサイトやSNSでは、浄土真宗に関する極端な情報や誤解が散見されます。特に「位牌」「般若心経」「友引」にまつわる3つのトピックは、間違った解釈が拡散しやすい領域です。

第一に、「浄土真宗では位牌を作ってはいけない」という点です。これは事実ですが、その動機を「死者を冷遇している」と誤解してはいけません。他宗派において位牌は、死者の魂が宿る「依代(よりしろ)」として祀られます。しかし、浄土真宗では魂が位牌に留まることはなく、故人は阿弥陀仏の極楽浄土に生まれ変わって仏となっています。仏壇は故人の霊を祀る家ではなく、本尊である阿弥陀如来をお迎えし、救いへの感謝を捧げる「小さな寺院」です。そのため、魂の依代としての位牌は不要とされ、代わりに故人の法名や命日を記録する「過去帳」、または本尊の脇に掛ける「法名軸」を用いるのが本来のルールとなっています。

第二に、「なぜ般若心経を唱えてはいけないのか」という疑問です。わずか262文字で仏教の神髄である「空(くう)」を説く般若心経は、日本の仏教寺院で最も広く親しまれている経典です。しかし、浄土真宗では法要の席で般若心経が読誦されることは一切ありません。その理由は、般若心経が「自らの厳しい修行と知恵によって執着を断ち、悟りに至る(自力)」を説く経典であるのに対し、親鸞の教えは「自力修行で救われない凡夫を、阿弥陀仏の無限の慈悲によって無条件に救済する(他力)」という点にあるからです。立脚する根本思想が根本から異なるため、浄土真宗では『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』の「浄土三部経」や、親鸞の著した『正信偈』を読誦します。

第三に、「友引の日に葬儀を行ってはいけない」という迷信の打破です。「友引に葬儀を行うと、友を冥土に引き寄せる」という俗信は日本社会に根強く残っており、火葬場の休業日と重なることも手伝って広く信じられています。しかし、浄土真宗において「友引 葬儀」を避ける必要性は皆無です。そもそも六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)は14世紀頃に中国から伝来した民俗的な占いに過ぎず、釈尊の説いた仏教の教理とは何の関係もありません。親鸞聖人自身も主著『教行信証』において、「日の吉凶を選び、占いに惑わされること」を厳しく批判しています。友引であっても、阿弥陀仏の光明は一日たりとも途切れることなく注がれているため、日取りを気にして葬儀を延期する必要は全くありません。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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