レモン1個分のビタミンCは20Mg?表示基準の裏側と驚きの真実
レモン1個分のビタミンCは20Mg?表示基準の裏側と驚きの真実の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。
業界の基準が「果汁」に限定されている点にこそ、一般消費者が抱く誤解の核心があります。私たちがスーパーで手にする「生のレモン丸ごと1個(全果)」をそのまま化学分析にかけた場合、ビタミンC含有量はおよそ100mgに達します。つまり、表示基準の20mgと実際の全果の数値との間には、実に5倍ものギャップが横たわっているのです。
この格差を生み出している元凶が、レモンの「果皮(ピール)」です。柑橘類の組織構造において、ビタミンCをはじめとする抗酸化物質は、強い紫外線や外敵の害虫から果実を守るため、外側の黄色い皮(フラベド)および白い内果皮(アルベド)に高濃度で凝縮されています。
食品標準成分表の数値を仔線に分析すると、果汁100g中のビタミンCが50mgであるのに対し、果皮(皮のみ)100g中には100mg以上のアスコルビン酸が含まれています。重量比でいえば、レモンが蓄える全ビタミンCのうち、実に6割から7割以上が「皮」に偏在しているのです。私たちが果汁だけをギュッと絞って皮をゴミ箱に捨てた瞬間、そのレモンが持つビタミンCの大部分をみすみす放棄しているのが動かしがたい現実といえます。