ガセットプレートとは?鉄骨・トラス構造を支える役割と設計の要点
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鉄骨の設計現場で初学者が最も混同しやすいのが、ガセットプレートとスプライスプレート(Splice Plate)の違いです。どちらも鋼部材を留めるプレートですが、その構造的役割と配置される部位は根本から異なります。
スプライスプレートは日本語で「継手板(添え板)」と呼ばれ、長さ制限のある大梁同士、あるいは柱同士を長手方向に延長・連結するために用いられます。部材のフランジとウェブを両面から挟み込み、曲げモーメントとせん断力の双方を一体化して伝える「剛接合」を成立させる部材です。
これに対し、ガセットプレートは小梁と大梁のピン接合部、あるいはブレースやトラスの節点に用いられます。とりわけ小梁と大梁を取り付けるケースでは、小梁のフランジは固定せずウェブだけをガセットプレートに高力ボルト留めします。この納まりによって、小梁端部に曲げモーメントを伝達させず、垂直方向の荷重(せん断力)のみを大梁に逃がす「ピン接合」を成立させています。