庭に咲く毒の花?違法なケシの見分け方と闇に包まれた裏ルート

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アジアの密林地帯「黄金の三角地帯(ゴールデン・トライアングル)」で何が起きていたのか。ノンフィクション作家の高野秀行による著書『アヘン王国潜入記』は、反政府勢力が支配するビルマ(ミャンマー)反乱地域のアヘン栽培村に長期滞在し、現地の暮らしとケシ栽培の凄惨な現実を内側から描いた不朽の名作だ。

現地の人々にとって、ケシの栽培は娯楽でも犯罪の愉悦でもなく、ただ生き延びるための切実な現金収入源であった。作家自身が実際に栽培作業を手伝い、その過酷な労働と生活様式を体験した記録は、単なる麻薬批判を超えた人間ドキュメントとして異彩を放つ。国際社会による規制の嵐と、末端の貧困農民が抱える現実との隔たりを、この作品は容赦なく突きつけている。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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