アイリスオーヤマ資本金の真実と非上場経営を支える財務の秘密
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アイリスグループの原点は、東大阪にあった小さな町工場「大山ブロー工業」にさかのぼる。若くして事業を継承した大山健太郎会長(現グループ会長)は、オイルショックや度重なる経済危機を身をもって体験する中で、「倒産しない会社」を作るための財務哲学を叩き込まれた。
創業期からの歴史を紐解くと、必要最小限の増資にとどめつつ、利益の大部分を次の設備投資と人材育成へ再投資する循環を構築してきたことがわかる。仙台への本社移転を機に「アイリスオーヤマ」へと社名を変更し、爆発的なヒット商品を連発。大山健太郎氏が確立した「ユーザーイン」の思想と、在庫リスクを自社で引き受ける「メーカーベンダー」システムが組み合わさることで、外部資本に依存しない強固な財務体質が完成したのである。