「足が出る」の本当の意味とは?予算オーバーと秘密露見の語源を解説
「足が出る」の本当の意味とは?予算オーバーと秘密露見の語源を解説とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
「足が出る」という言葉に接した際、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは金銭面の不足です。小学館『日本国語大辞典』や『コトバンク』、イミダスの『ルーツでなるほど慣用句辞典』などの公的辞書データを確認すると、明確に以下の2つの意味が定義されています。
1つ目の意味は、「支出が予算や収入を上回り、赤字になること」です。例えば、あらかじめ設定していた飲食費や旅行費、あるいは事業のプロジェクト開発費が想定枠に収まらず、自腹を切ったり追加予算を請求せざるを得なくなったりする状態を指します。一般生活で使われる用例の9割以上はこの金銭的用例に該当します。
注目すべきは2つ目の意味、すなわち「隠していた悪事や秘密が表面化する」「ぼろが出る」という用法です。自分の失態や不正、隠し通すつもりだった計画のほころびが見えてしまう現象を、古くから「足が出る」と表現してきました。現代では「悪事の証拠が見つかる」ことを「足がつく」と表現するケースが一般的ですが、歴史的な日本語の文脈において「足が出る」自体にも露見の意味がしっかりと刻まれています。