扇風機を涼しくする方法7選!氷や保冷剤の裏ワザと電気代節約術

扇風機を涼しくする方法7選!氷や保冷剤の裏ワザと電気代節約術の効果的な手順を詳しくまとめたします。どなたでも必見の内容です。

夏場に扇風機を使っていて「風がまったく涼しく感じられない」と感じる最大の理由は、扇風機の基本構造にあります。エアコンのように冷媒ガスを使って熱を屋外へ排出する熱交換器を持たないため、室温が33℃であれば、吹き出す風も正確に33℃です。人間の皮膚表面温度はおよそ33〜34℃であるため、室温がこのラインを超えると、風が当たることでむしろ体表に熱が移動し、ドライヤーの弱風を浴びているような不快感が生じます。

この扇風機のぬるい風の原因と対策を考える上で無視できないのが「湿度」と「気化熱」の関係です。風を受けて涼しいと感じるのは、皮膚の汗が蒸発する際に周囲の熱を奪う(気化熱)ためですが、室内の湿度が70%〜80%を超えると汗が蒸発できなくなり、体感温度を下げる生理機能が完全に停止します。つまり、締め切った高湿度の部屋でいくら強風を浴びても、涼しさを得ることはできません。

また、風を送る機器として混同されやすいサーキュレーターと扇風機の違いも理解しておく必要があります。扇風機は「人間に直接当てて気化熱を促すため、幅広く柔らかな風を届ける」設計であるのに対し、サーキュレーターは「直進性の強いスパイラル気流で部屋全体の空気を循環させる」目的で作られています。部屋全体の温度ムラをなくしたいのか、あるいは自分の身体をダイレクトに冷やしたいのかによって、選ぶべき機材と風の当て方は根本から異なります。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest