喉の防衛要塞ワルダイエル咽頭輪の正体|免疫の仕組みと疾患リスク解明

喉の防衛要塞ワルダイエル咽頭輪の正体|免疫の仕組みと疾患リスク解明にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

Q1:アデノイドと口蓋扁桃は同じものですか?何が違うのでしょうか?
A1:全く別の場所に存在する異なる扁桃組織です。「アデノイド(咽頭扁桃)」は鼻の奥・突き当たり(上咽頭)にあり、通常の開口診察では見えず内視鏡などで確認します。一方、「口蓋扁桃」は口をあけたときの喉の突き当たり両側に見える、一般に扁桃腺と呼ばれる組織です。どちらもワルダイエル咽頭輪の主要な構成要素です。

Q2:大人になってもアデノイド肥大になることはありますか?
A2:通常、アデノイドは思春期を過ぎると自然に萎縮・退縮し、成人では痕跡程度になります。しかし、アレルギー性鼻炎の慢性化や副鼻腔炎、慢性上咽頭炎などによる持続的な炎症刺激によって、成人でも肥大が残存または再発することがあります。成人の上咽頭腫瘤は悪性リンパ腫や上咽頭がんの除外が必要なため、専門医での内視鏡検査が必須です。

Q3:喉の扁桃に白いカスのようなものが溜まるのですが、これも病気ですか?
A3:それは「膿栓(のうせん)」、通称「臭い玉」と呼ばれるものです。扁桃表面にある陰窩(クリプト)の中に、剥がれ落ちた粘膜の死骸、細菌の死骸、食べかすなどが蓄積して固まったものであり、誰にでも生じる生理的現象です。無理に綿棒などでほじくり出すと粘膜を傷つけ、そこから重い細菌感染を引き起こす危険があるため、気になる場合は耳鼻咽喉科で洗浄・吸引してもらいましょう。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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