タイヤのサイドウォールえぐれは放置厳禁!即交換の深さと見分け方

今注目を集めている タイヤのサイドウォールえぐれは放置厳禁!即交換の深さと見分け方について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。

タイヤ整備の現場において、タイヤのサイドウォールに刻まれた傷から発生するバーストの危険性は、トレッド面の釘踏みパンクとは別次元の致命的リスクとして扱われます。JAF(日本自動車連盟)が公表する高速道路での出動救援理由において、タイヤ関連トラブルは常に全体のトップ(約4割)を占め続けていますが、その中でも死亡・重症事故へ直結しやすいのがサイドウォールの破裂です。

なぜサイドウォールの傷はここまで危険視されるのか。その背景には、走行中にタイヤへ加わる凄まじい「たわみ運動(屈曲変形)」があります。時速100kmで巡航中の乗用車用タイヤは、1秒間に約14回、1分間で800回以上の激しい伸縮を繰り返しています。サイドウォールはタイヤ内部の約200〜250kPaという高圧空気を受け止めながら、路面からの衝撃を吸収するために常に曲げ伸ばしされているのです。

この過酷な条件下において、タイヤのサイドウォールが修理不可とされる理由は明確です。

トレッド面であれば、厚いゴムとスチールコードがパッチや外面修理プラグを強固にホールドします。しかし、薄いサイドウォールに穴やえぐれが生じた場合、内面からパッチを貼ろうとしても、連続する伸縮運動の剪断力(せんだんりょく)によって接着面が容易に剥離してしまいます。さらに、ゴムを補強している骨格(コード層)が一度でも切断・損傷を受けると、高圧に耐えかねた傷口が走行中の遠心力と屈曲疲労で一気に引き裂かれ、前兆なく一瞬で大破裂(スタンディングウェーブ現象や破断バースト)に至るからです。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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